更新日:2016年4月1日
日本付近のプレート分布
日本は世界でも有数の地震多発国です。
地震が発生したとき、被害を最小限におさえるには地震対策が必要です。
地震のしくみや予想される被害についても知っておきましょう。
地震の多くは、地球の地表をおおっているいくつかのプレート(地殻)運動によって起こります。日本に地震が多いのも、日本列島が複数のプレートが重なり合う場所にあるからと見られています。
海溝型巨大地震はこうして起こる
日本列島が乗っている大陸側のプレートに、海洋側のプレートが毎年数cmもぐり込んでいます。
そのとき大陸側のプレートが引きずり込まれ、プレートのぶつかり合うところでひずみが生じます。このひずみが限界に達すると、引きずり込まれたプレートが元に戻ろうとして急激に動き地震が起こります。
日本列島が乗っているプレートは、絶えず他のプレートに押されています。その圧力にプレートが耐えられなくなり、蓄積されたエネルギーが内部で破壊を引き起し、断層ができ地震が発生します。阪神・淡路大震災などの直下型の内陸地震のほとんどがこのタイプです。
代表的な海溝型の地震として南海トラフ沿いの地域を震源とする東南海・南海地震があります。東南海・南海地震は、約100年から150年の周期で発生しており、今世紀前半にも発生すると推定されています。
徳島市は、東南海・南海地震が発生した場合に著しい地震被害が生ずるおそれがあるため、地震防災対策を推進する必要がある地域として推進地域に指定されています。いつ起こるかわからない大規模地震に日ごろから備えておく必要があります。
地震の揺れは地面を伝わり、建物、道路など広範囲に打撃を与えます。また、大きな地震のあとには余震が発生し、被害を拡大します。
地震が引き金となって火災や津波が発生するおそれがあり、揺れによる災害よりも大きな被害を受けることがあります。
大地震により、水道・ガス・電気・通信・交通などのライフラインが寸断され、被災後の生活が困難になるおそれがあります。
震度0 | 人は揺れを感じない。 |
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震度1 | 屋内にいる人の一部が、わずかな揺れを感じる。 |
震度2 | 屋内にいる人の多くが揺れを感じ、電灯などのつり下げ物がわずかに揺れる。 |
震度3 | 屋内にいる人のほとんどが揺れを感じる。 棚にある食器類が、音をたてることがある。 |
震度4 | かなりの恐怖感があり、つり下げ物は大きく揺れ、棚にある食器類は音をたて、座りの悪い置物が倒れることがある。 |
震度5弱 | 多くの人が、身の安全を図ろうとする。 座りに悪い置物の多くが倒れ、窓ガラスが割れておちることがある。 |
震度5強 | 非常な恐怖を感じる。テレビが台から落ちることがある。補強されていないブロック塀の多くが倒れる。多くの墓石が倒れる。 |
震度6弱 | かなりの建物で、壁やタイルや窓ガラスが破損、落下する。 耐震性の低い木造建築物では倒壊するものもある。 地割れや山崩れなどが発生することがある。 |
震度6強 | 多くの建物で、壁やタイルや窓ガラスが破損、落下する。 耐震性の低い鉄筋コンクリート造建築物では倒壊するものもある。 地割れや山崩れなどが発生することがある。 |
震度7 | 耐震性の高い建物でも、傾いたり、大きく破壊するものがある。 大きな地割れ、地すべりや山崩れが発生し、地形が変わることもある。 |
地震のエネルギーの大きさ(規模)をマグニチュード、地震の揺れの大きさを震度といいます。一般的にマグニチュードが大きくても、震源が深い場合や遠い場合は震度は小さく、マグニチュードが小さくても震源が浅い場合や近い場合は震度が大きくなります。
危機管理課
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