更新日:2023年1月1日
明けましておめでとうございます。
市民の皆さまには、新しい年を健やかにお迎えのことと、心からお喜び申し上げます。
市民や事業者、医療・介護従事者の皆さまには、長期化する新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に、ご協力・ご尽力いただき心より感謝を申し上げます。新型コロナウイルス感染症に加えて、世界情勢の影響による物価の高騰が、市民生活や地域経済に大きな影響を及ぼすなど、先が見通せない状況ではありますが、国・県や医療機関・関係団体と連携し、感染拡大防止と社会経済活動の回復に全力で取り組んでまいりますので、ご協力いただきますようお願い申し上げます。
新たに策定した「徳島市中心市街地活性化基本計画」に基づく取り組みが昨年4月から本格的にスタートし、中核施設となるアミコビルでは、「三越徳島」の営業開始や、県青少年センターの全面オープンなど、再生が着実に進んでおります。県市協調による新ホールの整備や新町西地区における新たなまちづくりなどとの相乗効果を高めながら、徳島市の中心市街地が「人と人がつながり、新たな挑戦や投資が生まれる街」となるよう、邁進してまいります。
また、昨年5月、SDGs(えすでぃーじーず)(持続可能な開発目標)の達成に向けた優れた取り組みを実践する都市として、国から「SDGs(えすでぃーじーず)未来都市」に選定されました。これまで以上に民間活力などを原動力にSDGs(えすでぃーじーず)を推進し、徳島市の魅力を全国に発信しながら、他都市の先導役を果たせるよう、「SDGs(えすでぃーじーず)未来都市・徳島市」の実現を目指してまいります。
阿波おどりについては、徳島の多様な市民、団体などで組織された「阿波おどり未来へつなぐ実行委員会」主催のもと、昨年夏、3年ぶりに街中に演舞場を設けて開催することができました。ご支援、ご協力をいただいた県内外多くの企業、団体、個人の皆さま方に心より感謝を申し上げますとともに、コロナ禍の中でも徳島の宝として繋いできた世界に誇れる阿波おどりを、2年後の2025大阪・関西万博、さらにはその先の未来を見据え、その魅力を発信し、持続可能な阿波おどりとなるよう、市民の皆さまと一緒に取り組んでまいります。
徳島市を取り巻く環境は、人口減少・少子高齢化、頻発化・激甚化する自然災害などさまざまな課題が山積する状況ですが、子育て支援の充実や地域防災力の強化をはじめ、徳島市が目指すダイバーシティの推進やジェンダーギャップの解消、さらには行政のデジタル化やグリーン・トランスフォーメーションの一層の推進など、時代の変化を捉え、安心・安全で持続可能なまちづくりを進めてまいります。
市民の皆さまと力を合わせて、誰もが「『このまちが好き』と感じられるわくわくするまち」の実現に向け、一層尽くしてまいりますので、引き続き、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
本年が市民の皆さまにとりまして、輝かしい一年となりますよう心からお祈り申し上げます。
令和5年1月1日 徳島市長 内藤佐和子
2023年、新しい年を迎えました。今号では、新春特別企画として、リチャード・メイ・ジュニア在大阪・神戸米国総領事と内藤市長の対談の模様をご紹介します。総領事の徳島での生活や思い出、徳島の文化の魅力について語っていただきました。
ニューヨーク市出身。1987年に米国国務省に入省。職業外交官として、日本には3度赴任。2020年9月、在大阪・神戸米国総領事館の新総領事として着任。1981年に英語教師として徳島県に1年間赴任して以来、「日米の懸け橋(かけはし)になる」ことを目標に、日米関係の発展に携わっている。
(市長)新年あけましておめでとうございます。本日は、総領事とお会いできることを楽しみにしておりました。どうぞよろしくお願いします。
(総領事)おめでとうございます。私もとてもうれしいです。よろしくお願いします。
(市長)2021年3月に、在日米国大使館と在大阪・神戸米国総領事館より「勇気ある女性賞」をいただきました。
注記:勇気ある女性賞とは、在日米国大使館および在大阪・神戸米国総領事館から、女性の政治分野での活躍や多様性の尊重への貢献が評価され授与された賞
(総領事)内藤市長の活躍を拝見して、この賞にふさわしいと思いました。本当に日本は女性の首長(くびちょう)が少ないですね。将来、もっとたくさんの若い女性に選挙に立候補してもらって、市長や県知事といった仕事を担ってほしいと思っています。
(市長)女性の政治家は少ないです。特に首長(くびちょう)、市長や町長はもちろん、知事も女性は2人ですし、こういった名誉ある賞をいただいたことは私の励みになっています。次世代の女性たちに対して、自分自身もちゃんとしないといけないという気持ちにもなりますし、啓発も一緒にいろんな形でさせていただければ、と思っています。
(総領事)アメリカ政府としても女性が活躍しているいい例があれば、積極的に紹介していきたいと思っています。そういう意味で内藤市長は最高の例だと思います。
(市長)総領事は昔、徳島にいらっしゃったことがあるということで、そのときのエピソードをお聞かせください。
(総領事)文部省(現在の文部科学省)の英語教育プログラムで、私が英語教師としてニューヨークから初めて日本に来た場所が徳島でした。1981年のことですが、徳島に来て、ショッキングな出来事がありました。
まずは、アメリカとの文化の違いです。日本の文化とアメリカの文化は大きく違います。しかし、もっと驚いたのは、都会と地方の環境の違いです。ニューヨークから徳島に着いて、やっぱり「田舎」だなと思いました。でも、生活の中で慣れていきました。徳島市内に住んでいましたが、英語教師として英会話を教えるために、毎日小さい町や村まで行ったことは、素晴らしい経験でした。
去年10月に、文部省の英語教育プログラムの当時のメンバーによる同窓会がありました。41年ぶりに会った人もいて、すごく素晴らしい同窓会でした。そこで徳島を離れる際の、徳島県教育委員会の先生たちとの送別会の話になりました。その送別会で「私は外交官になりたい、いつか日本とアメリカの懸け橋(かけはし)になりたい」と挨拶したことを思い出しました。あの頃は22歳で、何も将来のことは分からなかったけれど、実際に40年後、実現しました。現在、この仕事でアメリカと日本の強い絆をさらに深めていくことに貢献できるのは私の誇りです。徳島で過ごした経験のおかげだと思っています。
(市長)総領事は、これまでにも日本とアメリカの懸け橋(かけはし)になってくださっています。例えば、アメリカに帰って、ニューヨーク市役所にお勤めの時にも阿波おどりを紹介してくださったとお聞きしました。
(総領事)1985年、私は徳島からニューヨークに帰って、ニューヨーク市役所に勤めていたときに阿波おどりが初めてニューヨークで実演されました。私が計画したセントラルパークのパレードに阿波おどりの団体として参加したんです。そのパレードは本当に楽しかったです。ニューヨークの人は、伝統的な踊りを見られて楽しんでいました。徳島での経験があったからこそお手伝いができました。
(市長)日本の伝統文化でもある阿波おどりを、私自身も世界に発信していきたいと思っています。その礎を総領事がそのような形で作ってくださったことに対しても敬意を表します。
(市長)阿波おどりですが、総領事には去年ご覧いただきました。
(総領事)去年の8月に40年ぶりに拝見させてもらいました。そのときは犬と一緒に。
(市長)総領事のワンちゃんも徳島の施設から引き取られたんですよね。
(総領事)そうです。NPO法人HEART(はーと)(以降は、ハートとする)さんのアニマルシェルターから引き取りました。この仕事に着任してから1カ月後、ハートさんから話があって、柴犬が届きました。6歳ぐらいでしたがすごく優しそうで、その時以来ずっと一緒にいます。お遍路に行くときも一緒に行きます。もうすぐ、もう1匹引き取る予定があるんですが、その犬は娘が飼う予定です。
注記:NPO法人HEART(はーと)とは、犬や猫と共に生きていける地域社会をつくることを目的に2006年に設立された動物福祉団体
(市長)かわいいですね。そういったつながりも総領事と徳島市にはあって、すごくご縁を感じます。徳島市では、ガバメントクラウドファンディングで、ハートさんと一緒に、保護犬や保護猫と共生できるまちづくりを目指しています。きちんと避妊もして、かわいそうな犬や猫が増えないようにすることは、必要なことだと思っています。保護された犬や猫に関しては、総領事のような素晴らしいご家庭に引き取っていただけるように徳島市としても頑張っていきたいと思っています。徳島にそのようなNPOがあるということを誇らしく思います。
(市長)徳島の食では何がお好きですか。
(総領事)すだちが大好きです。よくお土産として買ったものは鳴門のワカメですね。健康的で、フレッシュな食べ物が一番好きです。それから、上勝の「つまもの」も世界中で評判が高いです。日本の綺麗な食文化はとても魅力的です。
(市長)そうですね。目で見ても楽しめますし、四季も感じられます。自然と一緒に生きてきた文化ですね。そういった徳島の食についても発信していきたいと思います。
(市長)関西では、これから大阪・関西万博を2025年に控えています。そういったときに外国人観光客への観光促進として、徳島の阿波おどりや四国八十八ケ所などをもっともっと世界に発信していきたいと思っています。総領事から何かアドバイスやアイデアをいただけますか。
注記:2025年日本国際博覧会の開催期間は2025年4月13日から2025年10月13日まで
(総領事)万博はいいPRの機会だと思います。今まではコロナのためにアメリカからの観光客はあまり来られませんでした。だから、たくさんのアメリカ人は日本に行きたいと思っていますし、日本の人気はすごく高いです。
でも、海外から来た外国人には東京、大阪、京都のような大都会よりも都会以外の日本の伝統的なところ、つまり私が経験したような、地方の人との交流や本当の「おもてなし」を感じられる徳島のようなところに行ってほしいと思います。だから、万博の前に、いろいろな徳島の名所をPRできればと思います。お遍路もその一つで、上勝もすごく人気が高いと思います。神山も最近行きました。こういうところは外国人、特にアメリカ人は興味があると思います。だから、ぜひ徳島市ももっとPRしてください。
(市長)阿波おどりやひょうたん島クルーズ、眉山のロープウェイなどの徳島市の観光資源をはじめ、イーストとくしまの会長としても、上勝や神山などの東部圏域と連携し、徳島を世界へ発信していきたいと思います。
注記:(一般社団法人)イーストとくしま観光推進機構。徳島県東部圏域15市町村の観光産業の振興や、交流人口の拡大による地域の活性化を促進している法人
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(市長)最後に今年の阿波おどりについてはどうでしょうか。
(総領事)阿波おどりの有名なフレーズ、「踊る阿呆(あほう)に見る阿呆(あほう)、同じ阿呆(あほう)なら踊らにゃ損々(そんそん)」。最近は踊らないから、見る阿呆(あほう)です。でも、タイミングがよければぜひ踊る方で参加したいですね。
(市長)では、今年は踊る阿呆(あほう)になっていただいて、ご一緒に踊りましょう。今日はありがとうございました。
BA.1(びーえーわん)またはBA.4-5(びーえーふぉーふぁいぶ)対応型のどちらかを1人1回接種です。
ノババックスワクチンも同等の取り扱いのため、11月8日以降に3回目から5回目のいずれかをノババックスワクチンで接種した人も接種完了となります。
前回接種日=10月1日から10月10日まで
接種券発送予定日=1月5日(木曜日)
注記:発送は予定より遅くなる場合があります。
医療機関で直接申し込み。オミクロン株対応ワクチンでの、4回目・5回目接種は、インターネット・コールセンターでも予約可。
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乳幼児(生後6カ月以上4歳以下)対象の接種を実施しています。
使用するワクチンは乳幼児用ファイザー社ワクチンで、初回は3回接種します。
注記:接種の特例期間である3月31日(予定)までに3回目接種を完了するには、1回目接種を1月15日(日曜日)までに接種する必要があります。
オミクロン株対応ワクチン(モデルナBA.4-5(びーえーふぉーふぁいぶ))による3回目から5回目接種を実施しています。
乳幼児接種の予約、大規模集団接種については徳島県ホームページをご覧いただくか、お問い合わせください。
[問い合わせ先]徳島市新型コロナワクチンコールセンター(電話番号:088-621-5495)
システムメンテナンスのため、住民票など各種証明書のコンビニ交付サービスを休止します。
[日時]1月13日(金曜日)午後5時から1月14日(土曜日)午後11時まで
[問い合わせ先]住民課(電話番号:088-621-5140 FAX:088-655-8246)
NPO(えぬぴーおー)などの市民活動団体の設立支援や情報提供、活動アドバイスなどを行うまちづくり協働プラザ(まちプラ)は、アミコビル2階から7階に移転しました。
[問い合わせ先]まちづくり協働プラザ(電話番号:088-611-3886 FAX:088-624-3860)
マイナポイント第2弾の付与対象となるマイナンバーカード申請期限が2月末まで延長になりました。
マイナポイントの申し込み期限は、国からの発表後、徳島市ホームページにてお知らせします。
[問い合わせ先]住民課(電話番号:088-621-5134 FAX:088-655-8246)
小松島市との連携により、徳島市在住の人も生涯学習センター小松島市立図書館の利用ができるようになりました。
詳細はお問い合わせください。
[問い合わせ先]
利用可能な手続きは住民異動届、住民票の写し・戸籍謄抄本の交付、印鑑登録など。
[日時]1月8日(日曜日)・1月22日(日曜日)各日午前8時30分から正午まで
注記:1月22日(日曜日)はシステムメンテナンスのため、マイナンバー関連業務はできません。
[場所]徳島市役所1階
[問い合わせ先]市民生活相談課(電話番号:088-621-5130 FAX:088-621-5128)
1月9日(月曜日)は平常どおり収集します
和太鼓(わだいこ)グループ藍吹雪による獅子舞と阿波おどりを披露。南京玉(なんきんたま)すだれでは体験も実施。
[日時]1月3日(火曜日)
江戸時代から伝わる雅な遊び「投扇興(とうせんきょう)」を体験。
[日時]1月9日(祝日)午後1時30分から午後4時まで(受け付けは午後0時30分から)
[対象者]小学生以上
[定員]50人(先着)
子どもたちのかるた競技の様子をご覧ください。
[日時]1月8日(日曜日)午後0時50分から午後4時30分まで
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[費用]入館料(大人300円、高校生・大学生200円、中学生以下無料)
詳細はお問い合わせください。
[問い合わせ先]徳島城博物館(電話番号:088-656-2525 FAX:088-656-2466)
2022年阿波おどりの様子を撮影した写真展を開催。注記:入場無料。
[日時]1月9日(祝日)から1月16日(月曜日)まで 各日午前10時から午後7時まで
[場所]シビックセンターギャラリー(アミコビル3階)
[問い合わせ先]阿波おどり観光推進室(電話番号:088-621-5233 FAX:088-621-5457)
中心市街地の魅力やにぎわいを創出するため、ホットドッグや和三盆(わさんぼん)カステラなどのキッチンカーイベントを開催。
とき=1月16日(月曜日)、場所=徳島中央公園鷲の門広場
とき=1月18日(水曜日)、場所=両国橋西公園、とくぎんトモニアリーナ
とき=1月20日(金曜日)、場所=徳島中央公園鷲の門広場、両国橋西公園
とき=1月25日(水曜日)、場所=徳島市役所東側玄関前
とき=1月28日(土曜日)、場所=とくぎんトモニアリーナ
注記:時間は各日午前11時から午後6時まで
[問い合わせ先]経済政策課(電話番号:088-621-5225 FAX:088-621-5196)
「住宅・建築物の耐震化と減災化」についての講演会。
[日時]1月23日(月曜日)午後1時30分から午後2時30分まで
防災頭巾と小物入れを制作。
[日時]1月26日(木曜日)午後1時から午後4時まで
詳細はお問い合わせください。
[問い合わせ先]消費生活センター(電話番号:088-625-2326 FAX:088-625-2365)
徳島市医師会による「糖尿病治療の壁:スティグマとコロナ」の市民公開講座をケーブルテレビ徳島(111ch(ちゃんねる))にて放送。注記:放送終了後、YouTube(ゆーちゅーぶ)でも公開。
[日時]1月3日(火曜日)・1月5日(木曜日)・1月10日(火曜日)・1月12日(木曜日)・1月17日(火曜日)・1月19日(木曜日)各日午後1時から午後3時まで
[問い合わせ先]
徳島市では、市の基本的な方針を定める計画を策定する場合に、あらかじめ案を公表し、市民の皆さんから意見を募集しています。
次の素案について、ぜひ市民の皆さんの声をお聞かせください。
都市政策・都市整備分野の施策を方向付ける基本的な計画です。
[問い合わせ先]都市計画課(電話番号:088-621-5493 FAX:088-623-1008)
安心して生活できる住まいづくり・まちづくりを推進する計画です。
[問い合わせ先]住宅課(電話番号:088-621-5285 FAX:088-621-5273)
空き家の対策を推進する計画です。
[問い合わせ先]住宅課(電話番号:088-621-5285 FAX:088-621-5273)
男女共同参画社会の実現に向けて施策を推進していく計画です。
[問い合わせ先]男女共同参画センター(電話番号:088-624-2611 FAX:088-624-2612)
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素案の詳細は、徳島市ホームページや各担当課窓口、徳島市役所10階情報公開総合窓口・徳島市役所1階市民サロン、各支所、ふれあい健康館などで閲覧できます。
[募集期間]1月24日(火曜日)まで
[提出方法]電子申請、郵送、ファクスまたは直接、各担当課へ
注記:郵送の場合は、徳島市役所各課=「〒770-8571 徳島市幸町2-5 徳島市役所各担当課」、男女共同参画センター=「〒770-0834 徳島市元町1-24アミコビル4階」へ
広報広聴課
〒770-8571
徳島県徳島市幸町2丁目5番地(本館9階)
電話:088-621-5091
ファクス:088-655-9990