2021年7月28日 「とくしま TECH WOMAN(テックウーマン)」の実施について ほか

更新日:2021年8月10日

日時:令和3年7月28日(水曜日)午前10時30分から
場所:徳島市役所13階第一研修室

市長コメント

徳島市民病院における新型コロナウイルス感染者の発生について

会見項目

1 「とくしま TECH(てっく) WOMAN(うーまん)」の実施について
2 子育て応援チケットの販売について
3 新型コロナワクチン接種の予約再開等について
4 徳島市防災ポロシャツの作成について

会見の様子

注記:動画サイズ=約1.2GB、再生時間=10分56秒
注記:この動画は、記者会見の冒頭(市長説明)のみを掲載しています。

記者会見資料

市長コメント

徳島市民病院における新型コロナウイルス感染者の発生について

 昨日夜に、市民病院の職員1名が新型コロナウイルスに感染していることが判明いたしました。
 このため、本日の外来診療および救急外来、新規入院については、原則休止をいたします。
 また、全病棟で面会も引き続き原則禁止といたします。
 現在、保健所と協議をしながら全職員の抗原定量検査を実施しているところであり、感染拡大の恐れがないと判断された段階で、通常の診療体制を再開いたします。
 患者さまをはじめ関係する皆さまがたには、ご心配、ご迷惑をおかけいたしますが、感染拡大防止に全力で努めてまいりますので、なにとぞご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

会見項目説明

1 「とくしま TECH(てっく) WOMAN(うーまん)」の実施について

 徳島市では、株式会社Surpass(さーぱす)様と連携し、女性の就業や経済的自立を支援することにより、ジェンダーギャップの解消を図るため、「とくしま TECH(てっく) WOMAN(うーまん)」を実施いたします。
 本日は、株式会社Surpass(さーぱす)の石原(いしはら)代表にもオンラインでご出席いただき、のちほど事業概要のご説明をいただくこととしておりますが、この事業は、徳島市内の女性を対象に、Web(うぇぶ)マーケティングやIT(あいてぃー)スキルなどを習得することができる機会を提供し、そのスキルを生かした就業に繋げるものです。
 また、研修を実施する前に、ツールの操作体験や実際に業務に携わっている方の体験講話などの「テックウーマン説明会・体験会」を行いますので、是非、多くの皆さまがたにご参加いただき、新たな働き方もイメージしていただければと考えております。
 新型コロナウイルス感染症の拡大により、テレワークなどの働き方改革は、女性活躍や地方の経済活性化のチャンスともなり得る状況でございます。
 こうした中、本市といたしましても、「とくしま TECH(てっく) WOMAN(うーまん)」を実施し、ジェンダーギャップの解消を進めていきたいと考えております。
 それでは、石原(いしはら)代表から、事業概要についてご説明をお願いいたします。

(株式会社Surpass(さーぱす) 石原(いしはら)さん)
 ただいま、ご紹介にあずかりました株式会社Surpass(さーぱす)代表取締役の石原亮子(いしはらりょうこ)と申します。本日はよろしくお願いいたします。
 今回、当社では、今年の3月に徳島市様と連携協定を締結させていただきました。
 今回、この「とくしまTECH(てっく) WOMAN(うーまん)」ということで、コロナ禍で今話題にもなっておりますDX(でぃーえっくす)、こちらの促進を図るために、そこに女性の力をということで、当社がかねてから事業として進めているところでもあります女性のIT(あいてぃー)スキルやWeb(うぇぶ)マーケティングをできる女性を育成して、徳島にいながら全国のお仕事をできる、そして、在宅でいながらも収入を得ていけるというようなスキームを実施していきたいと思っています。
 こちらの募集をこの8月より進めたいと思っております。初めての取り組みとなりますし、今までまったくIT(あいてぃー)に触れたこともないという方も多くいらっしゃるかと思いますので、まずは、説明会・体験会ということで、8月23日から実施をいたします。その後、ただ勉強しただけではなかなか実践して収入を稼ぐというのは難しいことになりますので、OJT(おーじぇいてぃー)、現場でのトレーニング、実戦などを経て、しっかりと活躍できる人材を育成して、輩出していきたいと思っております。
 今回の説明会におきましては、TECH(てっく) WOMAN(うーまん)の説明会・体験会が8月23日を皮切りに始まるということで、ぜひ徳島市内の女性の皆さまに広くお知らせし、興味がある方、ぜひ話を聞いてみたいという方に、一人でも多くお集まりいただけるような機会を設けたいと思っておりますので、徳島発のこういった取り組みが日本のジェンダーギャップ解消につながっていく一歩となるように邁進していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

2 子育て応援チケットの販売について

 新型コロナウイルス感染症の感染予防等のため、マスクや消毒液の購入など、これまでになかった支出が家計を圧迫していることから、子育て世帯を応援するとともに、感染対策を促進するために、子育て応援チケットを、8月10日から販売いたします。
 購入できる方には、7月末に購入に必要な購入券を送付しますので、購入券を持参のうえ、最寄りの販売窓口までお越しください。5,000円分のチケットが2,000円で購入でき、たいへんお得なチケットとなっておりますので、小学校6年生以下のお子さんをお持ちの方にはぜひご利用いただきたいと思います。
 また、現在、子育て応援チケットが使用できる店舗を引き続き募集しています。多くの店舗が参加いただくことで、利便性が向上するとともに、事業者の皆さまにとりましても、経営の一助になると考えておりますので、該当する店舗の事業者さんには、できる限り多くの登録のご協力をお願いいたします。

3 新型コロナワクチン接種の予約再開等について

 全国的なワクチン供給不足のため、ワクチン接種の予約受付を一時停止しておりましたが、65歳以上の高齢者の接種がほぼ終了したこと及び国からの一定量の供給が見込まれることから、本日、新規の予約受付を一部再開いたします。
 再開の対象者は、基礎疾患を有する人です。かかりつけ医療機関に相談の上、医療機関で直接予約をお願いいたします。インターネットやコールセンターでの予約受付は行っておりません。
 接種開始日は、8月2日(月曜日)からで、接種に向けての準備が整った医療機関から順次再開いたします。
 次に、接種券の発送についてですが、19歳以上の人への発送は既に終わっており、本日、残りの12歳~18歳の人に発送いたします。
 なお、今回予約受付を再開する人以外の人の接種につきましては、国からのワクチン供給量などを踏まえ、準備が整い次第、随時、徳島市のホームページ、SNS、広報とくしま等でお知らせしてまいります。

4 徳島市防災ポロシャツの作成について

 2万人を超える死者・行方不明者を出した東日本大震災から10年。震災の記憶を風化させず、防災意識を高めるため、このたび、観光姉妹都市でもある仙台市と徳島市との絆をイメージした徳島市防災ポロシャツを作成いたしました。
 仙台市では、10年という節目を迎え、「ともに、前へ仙台」という言葉とともに全ての部局において、防災への意識を高める取り組みを行っています。
 また、徳島市においても「防災意識がどこよりもたかいまち」を目指すため、仙台市にご協力をいただきながら、本市職員の災害に対する意識の向上を目的として、震災の経験や教訓が息づく、組織風土を醸成するための様々な取り組みを行っております。
 両市の絆をデザインしたこの防災ポロシャツは、その取り組みの一つとして 作成したもので、それぞれの職員が執務時に着用することで、心を同じくし、東日本大震災を教訓とした防災・滅災への意識を育てることを目的としております。
 なお、本市においては、購入募集時に、徳島市危機事象対策推進基金への協力を職員に呼びかけ、販売価格から作成費を引いた残金を、基金への寄付金とした結果、約216,000円を基金に充てることができました。
 徳島市で災害が発生した場合に、最前線で対応を迫られることとなる市の職員の防災への意識を高く保ち、必要な心構えにつながる対策をこれからも講じていくことで、安心あふれるまち「とくしま」を目指してまいります。

質疑応答

1 会見項目

(1) 「とくしまTECH WOMAN(テックウーマン)」の実施について

(読売新聞社)
 Web(うえぶ)マーケティングとITスキルの分野は、労働市場において、どのような価値があるのでしょうか。
(石原代表)
 ここ数年、どの業務においてもDXの推進がいわれてきましたが、コロナ禍でリモートワークが当然のことになっている今は、まさに、DX、ITを、よりさまざまな現場で活用していくことが不可欠となってきました。
 DX人材は、どこの企業も欲しい、願わくば自社で育成したいという状況ですが、旧来型の営業スタイルが長く続いていたために、この分野の人材の育成は、圧倒的に遅れており、それを育成できるスキーム、流れをもった会社はありません。
 そこで、3年以上前から、営業、マーケティング分野に特化してきている私たちが支援することで、徳島市の女性に、プログラムをしっかり習得してもらい、実践も兼ねて、力を付けていただくことで、非常に多くのニーズがあると思っております。
(読売新聞社)
 徳島の女性にとって、地方で暮らしながら、大企業や地方にない企業の仕事ができる、仕事の可能性が広がるようなスキームがあるということですか。
(石原代表)
 はい、おっしゃるとおりです。もちろん徳島にも素晴らしい企業がたくさんありますが、Iターン、Uターンで徳島に戻られた方が、徳島にいながら、東京あるいは全国の企業の仕事ができます。ITスキルは場所を問わず、在宅勤務が可能なので、多くの女性への就業の機会になっていくと思っております。

(2) 子育て応援チケットの販売について

(毎日新聞社)
 使用店舗はまだ募集中ということですが、現在、何店舗集まっていますか。
 想定店舗数も合わせて教えてください。
(子ども未来部長)
 現在、62店舗集まっています。前回の記者会見のときにお話ししました1,000店舗を目指して、どんどん募集をかけていきたいと思っています。
(毎日新聞社)
 店舗の募集はいつまでですか。
(子ども未来部長)
 チケットの販売期間中、ずっと募集をしています。
(毎日新聞社)
 店舗数がかなり少ないという印象ですか。
(子ども未来部長)
 現在、確かに非常に少ない状況かと思います。
 徳島市内でGO TO EAT(ごー つう いーと)チケットが使える加入店が500店舗くらいあると思いますので、集中的に勧誘・募集を進めていきたいと思います。

(3) 新型コロナワクチン接種の予約再開等について

(徳島新聞社)
 国からの一定量の供給が見込まれるということですが、具体的にどのような見通しに基づいて、今回の再開を決められたのか教えてください。
(健康福祉部長)
 8月中旬までに国の方から、約6万回分のワクチンの供給があるということで、今回、基礎疾患がある人に対して、予約再開をさせていただくことになりました。
(徳島新聞社)
 7月3日に、7月12日から接種開始予定の60歳から64歳の人の個別接種の予約延期と基礎疾患がある人の新規予約の停止について、発表がありました。
 今回、接種再開は基礎疾患がある人だけで、60歳から64歳の人の個別接種対象者1.6万人については、示されていません。どのような見通しか教えてください。
(健康福祉部長)
 当初、国のガイドラインでは、60から64歳の人と基礎疾患がある人は、同列で接種を進めるようにとありました。現在は、まずは基礎疾患がある人を優先し、60から64歳の人については、それ以降、若しくは、順次接種という形に変わりました。
 この国の方針に従って、基礎疾患がある人から進めさせていただくことにいたしました。
(徳島新聞社)
 国の方針に従い、基礎疾患がある人を優先して接種していくということですが、60から64歳の人の個別接種は延期という発表があってから3週間経ちました。その間、特に徳島市から発表はありません。一方で、ほかの町村では、65歳未満の人の接種が順次始まっています。いつになったら接種できるのだろうかと不安に思っている人や、接種券は届いたが、もどかしい思いをしている人もいらっしゃると思います。
 そういった人に対して、市長から何かあればお願いします。
(市長)
 徳島市としても、国にできるだけ多くのワクチンを自治体に供給してくださるようにお願いしています。しかし、なかなか供給量が増えない中、市民の皆さんに、ご心配と不安を感じさせてしまっていると思います。数は少ないですが、順次ワクチンは入ってきますので、その供給の見通しがついた段階で、SNSなど、いろいろな方法で発表させていただきたいと思います。市長定例記者会見の場だけではなく、見通しがついた段階で発表していきたいと思っています。
 不安を感じている人もいると思いますが、もう少しお待ちいただければと思います。
(毎日新聞社)
 基礎疾患がある人で、既に接種した人もたくさんいると思いますが、これから何人くらいの人数を想定されていますか。
(健康福祉部長)
 基礎疾患がある人については、国から想定のパーセンテージが出ており、計算しますと、1万数千人です。しかし、これは全国的な想定の数字であり、徳島市については、成人病、糖尿病の罹患率が特に高いので、基礎疾患がある人についても、1万数千人をかなり上回る人数になると予想しています。
(毎日新聞社)
 これから接種する人がその人数ということですか。
(健康福祉部長)
 はい。基礎疾患については、国から症状が示されています。それをもとに、医療機関で判断し、接種することにしています。
(毎日新聞社)
 年齢は12歳以上の人ですか。
(健康福祉部長)
 年齢については、12歳以上で、特に制限はございません。
(NHK)
 今回発表された事項以外のスケジュールについては、今後見通しがたち次第、順次発表されると思いますが、以前発表された若い世代から段階的に接種を進めるということに変わりはないでしょうか。
(健康福祉部長)
 変異株、デルタ株の影響や若い人の動向、また40から60代が重症化しやすい等々ございますので、専門家の医師会と協議しながら決定し、進めていきたいと思います。 
 決定した際には、記者会見、SNS等いろいな方法で周知いたします。
(NHK)
 それは、若い世代から段階的に接種するという方針を変更されるということでしょうか。
(健康福祉部長)
 例えば、報道等によると、若い人の接種がなかなか進まない、その一方で、40代、50代の人の重症化が進み、亡くなる人も多いなど、専門家の医師会の皆さんと協議しながら、よりよい方法を考えていきたいと思っております。
(NHK)
 若い世代から接種していくかはこれから協議をされるということですが、供給量は限られている中で、ある程度年齢を区切って段階的に接種するということは変わりないが、若い世代から始めるかは今後の協議次第ということでしょうか。
(健康福祉部長)
 基礎疾患がある人の次の接種対象は、60から64歳の人と思っています。それ以降については、協議しながら決定していきたいと思います。
(徳島新聞社)
 先ほど8月中旬までに6万回分のワクチンが供給される予定とのことでした。65歳以上の高齢者が接種をほぼ終えたという認識があって、60から64歳の対象者1.6万人が2回接種するとなると3.2万回分、今回6万回分の供給があれば、十分足りるのではないかと思いますが、先ほどの基礎疾患がある人の見通しが1万数千人ということだったので、これも2回接種すれば2万数千回であり、十分まかなえる数字と思われますが、そのあたりについて説明してください。
(健康福祉部長)
 6万回分には、さまざまな理由で、集団接種、かかりつけ医で7月31日までに間に合わなかった65歳以上の人の2回目の分も入っています。また、基礎疾患がある人について、国の基準では1万数千人ですが、徳島市の場合、はるかに超える人がいらっしゃると思います。基礎疾患がある人の予約状況を見ながら、60から64歳の人については、空きがあれば前倒しも考えています。逆に、空きがなければ遅れることもございます。ワクチン接種の予約状況を見ながら、医師会と協議し、進めていきたいと考えています。
(徳島新聞社)
 60から64歳の人の予約受付開始の見通しは、まだ示せる段階ではないということですね。
(健康福祉部長)
 状況を見ながら、できるだけ前倒しでやっていきたいと考えています。
(市長)
 本日から予約を再開し、約3万人分ありますので、予約状況などを見ながら、かなりの空きがあれば前倒しするなど、順次広報していきます。

2 その他事項

(1) 阿波おどり

(四国放送)
 8月15日のグランドフィナーレの準備状況について、進捗があれば教えてください。
(経済部長)
 7月27日の時点で、21連、約520人からの参加希望がございました。申込期間は終わっていますが、締切後も何件か問い合わせや要望があり、今週中は参加希望の連について、様子を見ている状況です。現在、踊り連の参加状況を踏まえて、準備を進めています。詳細が決まれば、参加していただく連に説明をして、発表をさせていただきたいと考えています。
(共同通信社)
 参加申し込みをした21連は、全員参加できますか。
(経済部長)
 その方向で進めております。
(共同通信社)
 7月に入ってから徳島県内でもコロナ感染者が増え、アラートの状況も漸増まで引き上げられています。現段階のプランの縮小や中止などを考えていますか。
(経済部長)
 とくしまアラートがまた発動され、現段階では、感染拡大注意漸増です。もともと阿波おどりニューノーマルモデルの事業計画ではBプランでの開催でした。しかし、現在は、Bプランの内容をより縮小するなど、少し変わっています。とくしまアラートだけでなく、それ以外の全国の感染状況も踏まえながら、開催の判断をする方針に変わりはありません。
(共同通信社)
 当初、8月上旬の桟敷が設置されるまでに開催プランの判断をするというとことでした。屋内会場となりましたが、最終判断はどのタイミングで行われるのしょうか。
(経済部長)
 当初の予定では、リスクも考えて、桟敷の設置時期での判断が一つの目安でした。現段階では、桟敷の設置が計画からなくなり、感染防止策を十分考えながら準備をしています。今の段階で言えるような状況でなく、現在も検討しているところでございます。
(共同通信社)
 判断基準は、これからも、県内在住の人に限るが、とくしまアラートだけでなくて、全国の感染状況も踏まえて検討していくということでよろしいですか。
(経済部長)
 もちろん全国の状況も判断材料の一つということに変わりはございません。県内の人に参加をいただくことで、県外の人は極力控えていただくような協力依頼を当初からお願いしています。その方針には変わりはありません。
(市長)
 表現の仕方として、屋内会場のみではなくて、田宮のワークスタッフ陸上競技場でも開催するので、そこだけ気をつけていただければと思います。
(徳島新聞社)
 21連は、全て一般連でしょうか。
(経済部長)
 企業・一般連が6連で、残りの15連は優先連です。
(徳島新聞社)
 優先連に学生連は入っていますか。
(経済部長)
 いいえ、企業・一般連6連のうち2連が学生連です。
(徳島新聞社)
 前夜祭、選抜阿波おどりに出演しない企業・一般連は、4連でしょうか。
(経済部長)
 学生連2連のうち1連は選抜阿波おどりに参加しません。
(徳島新聞社)
 当初、全体で75連の申し込みで、そのうち一般連は41連であったと記憶してます。現在の、一般連の参加数を市長はどのように分析されますか。
(市長)
 4日間トータルの申し込みが75連で、15日だけの参加の申し込みが75連ではありません。
 一般連で、どれくらい踊りたい人がいるのか分かりませんでしたが、桟敷に対して思い入れがある人、桟敷でなくても踊りたい人、いろいな思いがあり、全ての連から申し込みがあるとは思っていませんでした。踊りたい人が踊れれば、いいのではと思っていましたので、21連という数は、それでいいのではないかと思っています。
 ただ、70連以上から21連になったのは,少ないという話もありますが、ここで何が分かったかというと、今回の対象は徳島県民だけですが、徳島市民、徳島県民は、桟敷に対しての思い入れがすごく強いと感じました。だからこそ、次世代に阿波おどりをつなげていかなければいけない、中心市街地を盛り上げないといけない、桟敷をきちんとどういうふうに持続的にやっていけるかを考えていかないといけないと思いました。
(徳島新聞社)
 市長がおっしゃるように、私がいろいろな連に取材した感じでも、桟敷に対する思い入れは有名連でもかなり強いです。桟敷でない踊りは踊りではないという意見もあって、今回、不参加にした有名連も理由の一つにそれを挙げられていました。今、市長がおっしゃたことは来年の開催に向けて、一つの参考というお考えなのでしょうか。
(市長)
 そうですね。来年はもちろん、今年もコロナ禍でなければ、桟敷で開催したかったです。
 今年は、いろいろと形を変えて、どんな形でも開催することにしていますが、やはり、徳島といえば8月12日から15日の阿波おどりで、帰省や、いろいろ関係人口が増え、中心部を歩行者天国にして、まち全体が熱気のある阿波おどりの雰囲気になる。そして、まちなかの、あの盛り上がりの中で、熱狂の中で、踊る、そういう阿波おどりを心待ちにしているということ、阿波おどりが徳島にとって、どれだけ大事なものであるか、とてもよく分かりました。
 来年は桟敷を組んで、まちなかで、みんなが楽しめる阿波おどりを開催したいと思っています。
(徳島新聞社)
 有名連からも同じような意見が出ました。今回フィナーレに参加していない多くの連が参加しない理由の一つに挙げていたのが無観客でした。観客からエネルギーをもらうことで、踊る楽しさが増すというご意見がありました。ぜひ、そういう面も来年開催するときに生かしていただけらと思います。
 確認です。当初、開催の判断タイミングは4回で、あと、7月末と8月開催直前だったと思います。それは変わらないでしょうか。
(経済部長)
 そうです。当初、お示ししていますので、一つの目安は変わっていないですが、感染状況など、何か変わることがあれば、随時判断して、関係者の皆さんにご説明し、お知らせします。
(徳島新聞社)
 デルタ株が増えてきて、状況が不透明ですが、感染マニュアルの内容を強化する考えはありますか。
(経済部長)
 一昨日、感染マニュアルの内容を、もう一度確認しています。現時点でさらに強化するまでには至っていませんが、もしそういう必要がでてきたら、専門家の徳島大学病院の東先生にもご相談しながら、対応を検討すると考えていますが、現在、そういう予定はないです。
(徳島新聞社)
 阿波おどりが目前に迫り、作業を急ピッチで進められていると思います。ホームページにも載っていましたが、企業広告、ふるさと納税など募集されています。集まり具合はどのような状況ですか。
(経済部長)
 お問い合わせはたくさんいただいています。まだ、申し込み期間中でもあり、動いている状況なので、今、お知らせできる段階ではないと思っています。
(徳島新聞社)
 当日プログラムは、いつごろできる予定でしょうか。
(経済部長)
 企業広告も載せたいと思っています。その申し込みもあり、当日直前に仕上がる可能性が高いです。
(徳島新聞社)
 出来次第、事前に見せてください。 あと、一般連が思いのほか少ないと感じました。そのあたりはよく検証していただいて、来年につなげていただいた方がいいと思っています。
(毎日新聞社)
 15日のフィナーレに参加する21連のうち、優先連は15連ということですが、協会別の内訳はありますか。
(経済部長)
 15連は、全て阿波おどり振興協会です。
(毎日新聞社)
 第5回阿波おどりネットワーク会議の開催予定はありますか。
(経済部長)
 阿波おどりネットワーク会議につきましては、この計画に何か変更が生じ、議論をいただくときに開催すると考えていますので、現在のところは、決まっていません。
(読売新聞社)
 まちの阿波おどりの雰囲気が、非常に、桟敷を含めて大切という話が先ほどありました。ご協力いただけるまちの方を募集されていると思います。今、何団体くらいから応募があり、この内容についても発表や説明をしていただける機会があるのでしょうか。
(経済部長)
 随時発表していきたいと思っています。私どもからの呼びかけは、2件いただいています。また、阿波おどりと関係なく、徳島駅、クレメントビルは既に提灯をつけて、雰囲気を出しています。

(2) 市政記者室について

(徳島新聞社)
 今、市政記者室の運用について、市と市政記者クラブで協議をしています。市政記者室のあり方など、市長の見解をお願いします。
(市長)
 事務方がお話をしていると思いますので、そこは事務方で。
(財政部長)
 市政記者室の運用というのは、使わせてくださいとか、そういうことですか。
(徳島新聞社)
 そうではなく、これまでの市政記者室のあり方がどうなのかという意見が市からあって、市政記者クラブと話し合いが始まりました。
 今後どのような形になっていくのか、市としてはどうお考えなのかということです。
(企画政策部長)
 市政記者室につきましては、これまでも事務レベルでもご説明させていただいています。市役所の行政財産ですので、旧大蔵省の内部通達、地裁の判例などを踏まえ、自ずから運用は決まってきます。法令等に則った適切な使用ということで考えています。
 今後の市政記者室の使用につきましても、必要に応じ、記者さんと協議をしていくとお伝えをさせていただいています。
 いずれにしましても、法令に基づく対応ということで、事務レベルできちんと適切に対応していきたいというところです。
(徳島新聞社)
 確認です。先ほどあった「使わせてくださいということですか」という発言は、われわれが使わさせていただいている、われわれに使わさせてやっているという感覚ですか。
(財政部長)
 どういう意図でご質問されたのか分からなかったもので。
(徳島新聞社)
 われわれに使わせてやっているという感覚が市にあるから、そういう発言が出るのではないですか。
(財政部長)
 そういう意味ではございません。
(徳島新聞社)
 個人的見解と受け取っていただいても構いませんが、市政記者室は、なぜ設置されているのか市の皆さんに考えていただきたい。これは、双方にメリットがあるから置いてるはずです。それを踏まえたうえで、運用していくべきと私は考えています。
 かつては市長の記者会見が市政記者室のソファを置いている部屋で行われていた経緯もあります。
 われわれからすると、やはり市民の発表の場を設けるべきだと思うし、われわれは幅広くそういう市民のご意見に耳を傾ける義務と責任があると考えております。
 一般の市民が有料の会議室、ホテルなどを借りるというのは、非常に敷居が高い。記者会見というのは、名称の問題です。市民が発表したい、言いたいことがあれば、
 市政記者室に各社がおりますので、その部屋でやりましょうかという対応をこれまでしてきたと、個人的には考えております。
 市にとって、都合のいい話だろうが悪い話だろうが、一般市民のいろいろな意見があります。協議とか話し合いとかきれいな言葉を使っていますが、要は会見はさせたくないということだとわれわれは受け取っています。それは、私個人としては、断じて認めるわけにはいきません。
(企画政策部長)
 今、記者から、見解ということでお話いただきました。これについては、お話として受け止めさせていただきたいと思います。
 そのうえでとなりますが、市政記者室については、基本的に市の広報事業の一環として、市の事務事業、広報を円滑にするために、公的機関がそれぞれの判断で設けているもので、これは、どこの自治体でも見解は変わらないと思います。
 市の行政財産ですので、適切にその使用を考えていきたいと思っています。 その点は、ご理解いただきたいと思っています。

(3) 市民病院での新型コロナウイルス感染について

(徳島新聞社)
 詳細を教えてください。
(第一副市長)
 病院局全職員が検査を受けており、同席しておりませんので、私に入っている情報をお答えします。
 昨夜、抗原定量検査を行い、市民病院職員1名が感染、陽性だと入ってきています。
(徳島新聞社)
 職種、性別、年代など教えてください。
(第一副市長)
 病棟の看護師だと聞いています。
(徳島新聞社)
 入院病棟ですか。性別は。
(第一副市長)
 そこまでは詳細に分かっていません。
(徳島新聞社)
 今、停止されている業務は。
(第一副市長)
 外来の診療、緊急外来、新規の入院を休止していると聞いています。
(毎日新聞社)
 PCR検査ではないのですか。
(第一副市長)
 PCR検査ではなく、抗原定量検査です。
(徳島新聞社)
 今後、詳しいリリースはありますか。
(第一副市長)
 本日午前10時から市民病院に保健所が検査に入っています。今後の詳しい内容は市民病院のホームページ等を通じて公表があると思います。窓口は、事務長に一元化し対応しています。新たな情報が入り、発表できるようになり次第、病院と連携し、広報を通じて、皆さんに情報提供します。

注記:質疑応答は内容を要約しております。

広報広聴課

〒770-8571 
徳島県徳島市幸町2丁目5番地(本館9階)
電話:088-621-5091
ファクス:088-655-9990