更新日:2023年8月16日
日時:令和5年7月25日(火曜日)午前10時30分から
場所:徳島市役所 8階 庁議室
1. 「スマート農業機器」の貸出について
2. 川内町に「中土手3公園」が開園
動画配信(手話付き)は、ユーチューブ徳島市公式チャンネル(外部サイト)
注記:この動画は、記者会見の冒頭(市長説明)のみを掲載しています。
「スマート農業機器」の貸出について(PDF形式:541KB)
現在、農業分野においては、担い手の減少や高齢化が進行しており、現場における省力化や負担の軽減が重要な課題となっています。
こうした状況を受けて、近年、ロボット技術やICTを活用した農業機器、いわゆる「スマート農業機器」が数多く開発されており、課題の解決に向けて、その効果が期待されているところです。
そこで、この度、農業分野における先端技術の導入について興味を持っていただくため、農業者に対して徳島市が保有するスマート農業機器を貸し出し、試用していただくものです。
貸出しの対象者は、市内に居住し、市内のほ場で生産する農業者などです。
貸出機器は、水田水位センサー、給水ゲート、ソケットホースの3点をセットにしたものが3セット、マッスルスーツがMサイズ・Lサイズ1台ずつ、一輪車電動化キットが2台です。
水位センサーのセットは、自宅から離れた水田の水位の確認や水を入れたり、止めたりする操作がスマートフォンででき、水管理に係る時間の削減や作業の省力化に繋がるものです。
マッスルスーツは、モーターや空気圧等の力を利用して、重い物の持ち上げや中腰での作業を補助します。
一輪車電動キットは、一輪車に取りつけることで、平たんでない場所でも、楽に運搬ができ、収穫時の運搬作業を軽減します。
こうした機器を一度お試しいただいて、その効果を体験していただければと思っています。
四国横断自動車道整備に係る周辺対策事業として、令和2年12月から川内町で3つの公園を進めてまいりましたが、この程完成し、8月1日(火曜日)に開園する運びとなりました。
公園を整備した場所は、地元では『中土手(なかどて)』と呼ばれ、人が立ち入ることも困難な鬱蒼とした雑木林でしたが、公園として皆さまの憩いの場として生まれ変わることとなりました。
公園のコンセプトと名称は、北側から「防災・多目的の旭野公園」、「健康・交流・子育ての小松北公園」、「地域の歴史・文化の小松東公園」です。これらのコンセプトは、地域の皆さまと共にワークショップを開催し決定したものです。
また、開園を記念し、8月1日、午前10時から、小松北公園で開園式を行います。テープカットなどの式典の後、開園イベントとして、公園に設置されたスリーバイスリーのバスケットコートを使った、徳島ガンバロウズ選手と小中高校生とのミニゲームや、徳島城博物館の根津館長による、かつて小松新田と呼ばれた公園設置場所周辺の歴史にまつわる講話を行う予定となっております。
地域内外の皆様の多様なニーズに対応する公園として、開園後は、多くの方に楽しんでご利用いただければと思います。
(日本経済新聞社)
「スマート農業機器」の貸出はいつから始まりますか。
また、申し込み方法に、「貸し出しを希望する1カ月前までにお問い合わせを」とあります。今申し込んだ場合、8月末、下旬にならないと借りられません。セットが用意できているのであれば、1カ月というのは勿体ない気がしますが、いかがでしょうか。
(農林水産課長)
8月1日号の広報とくしまに掲載する予定で、それから貸し出しのスタートになります。
1ヶ月が無駄になるのではということですが、審査にかかる時間に余裕を持って1カ月前としていますが、審査事務が完了次第、貸し出しをしたいと思っています。
(日本経済新聞社)
例えば水田水位センサーだと1回据え付けるとしばらく使い続けることができる印象もありますし、マッスルスーツは、1日あればとりあえず用は足りるというケースもありそうです。機器によって違うと思いますが、貸し出しの期間の設定についてどのようにお考えですか。
(農林水産課長)
水田水位センサー、給水ゲート、ソケットホースのセットの貸出期間は、基本1カ月としています。マッスルスーツ、一輪車電動化キットについては2週間です。ただし、いずれも延長は可能です。
(市長)
延長は可能ですが、他の申し込みがあれば、そちらを優先するなど、柔軟に対応したいと思います。
(四国放送)
水田水位センサーですが、8月1日からだと水田はほとんどもう稲刈りの直前になっていて、意味がないのではと思うのですが。なぜこの時期なのでしょうか。
また、この三つの貸出機器にした理由を教えてください。
(農林水産課長)
機器については今年度になり購入したもので、どうしてもこの時期になってしまったということです。
たしかに水田水位センサーについては、今年度は難しいかもしれませんが、次年度以降活用いただきたいと思っています。
機器の選定理由ですが、昨年度、研修会等で、関係者の方に興味があるものなどをお伺いし、その中で選定しました。
(読売新聞社)
機器を貸し出して、最終的には購入して活用してもらいたいという目的があると思います。購入に際して、結局コストの負担が大きなネックになっていると思うのですが、市から何か支援することはないのでしょうか。
(農林水産課長)
今年度はスマート農業機器を体験いただくことが目的でございますので、購入の補助はございません。
(市長)
ただ、令和4年度にスマート農業の推進支援事業を実施し、スマート農業機器を導入した5人に対し導入経費の一部の補助を行った実績はあります。
(読売新聞社)
それは市としての実施ですか。
(徳島市長)
はい。
(読売新聞社)
今年度以降は未定ということですか。
(農林水産課長)
はい。今年度はあくまでお試しいただくための購入費として予算をとっていますので、それ以外の予算はとっておりません。
(四国放送)
スマート農業機器のそれぞれの価格を教えてください。
(農林水産課)
ホームページで確認した範囲ですが、水田水位センサー、給水ゲート、ソケットホース、この3点で合計で8万8,000円です。マッスルスーツは14万9,600円です。
(徳島市長)
一輪車電動キットは15万2,900円です。
(NHK)
旭野公園は防災・多目的というコンセプトがありますが、実際にどのような用途で活用されますか。
(広域道整備課長)
旭野公園は標高3.2メートルの高台広場になっており、防災パーゴラ、かまどベンチ、ソーラー照明と防災看板、休憩施設等を設置しています。
(NHK)
ワークショップは、いつ、どういった内容で開催されましたか。
(広域道整備課長)
ワークショップは、2回ほど開催し、その中で住民の意見を聞きまして、今回発表しております3つの公園の歴史・文化や防災・多目的、交流・子育て等の意見を集約し、今回の公園の設置となりました。
(NHK)
市長としては市民と一緒に作った公園ということですが、このような公園に、どのような効果を期待されているのでしょうか。
(市長)
地元の方々とコンセプトを決めて作った3公園ですので、地域の歴史が学べたり、例えば旭野公園でしたら、広場の面積が広く、子どものボール遊びなどもできるような公園になっていますので、子どもが楽しんで遊んでもらえるような公園になってほしいと思います。
防災も重要なコンセプトで、かまどベンチなども設置をしており、地元の方々と一緒に避難訓練や防災訓練など、いろいろなことをできればと思っています。
(徳島新聞社)
四国横断自動車道の周辺対策事業で整備されたとのことですが、自動車道の整備に合わせて、元々あった土地を市が買って、国からの補助金で市が整備し、市として管理していくということでしょうか。
(広域道整備課長)
周辺対策事業で地元の対策協議会等と締結した文書の中で、公園を作ってほしいという要望がありましたので、今回の公園を設置しました。今後の公園の管理については公園緑地課になります。
(徳島新聞社)
市の公園として市が管理していくということでいいですか。
(広域道整備課長)
はい。
(徳島新聞社)
小松北公園に3on3のコートが設置されているということですが、市有の公園でバスケットコートが設置されているところは初めてでしょうか。
また、このコートを設置しようということになったのはワークショップの中で意見があったということでしょうか。
例えば、オープニングイベントで、この秋にチームができる徳島ガンバロウズのイベントがありますが、何か関係しているのでしょうか。
3on3のコートを設置することになった経緯を教えてください。
(広域道整備課長)
バスケットコートがある公園は、応神のハイテクランド南公園にもバスケットコートがあります。津田の木工団地にある公園にもバスケットコートがあります。ただ、今回の3on3の本格的な金網で囲われたバスケットコートは、今回の中土手3公園のものが初めてになると思います。
コートの設置の経緯ですが、ワークショップの中で、バスケットコートを作ってほしいという地元の意見が出たと聞いています。
(徳島新聞社)
小松海水浴場で先日、「CBD製品」、合法大麻と言われている製品が販売されていたことについて市長の見解をお願いします。
(市長)
公共機関が開設する海水浴場で、違法薬物である大麻という文字をあえて幟に掲げて販売行為が行われ、来場者に嫌悪感や違和感を抱かせてしまったことは、本当に遺憾であると思います。
そのような販売を認めたこと自体は、サービス提供者としては不適切であり、委託者の立場としても大変申し訳なく思います。
事業者にも強く指導をしたところであり、今後、再発防止を徹底していきたいと考えています。
(朝日新聞社)
阿波おどりが近づいている中、新型コロナウイルス感染者が増えており、また去年のような状況になってはいけないという心配があります。
市長から、市民や阿波おどりの参加者、観客への呼びかけがあればお願いします。
(市長)
新型コロナに関してはインフルエンザと同じ5類に移行したこともあり、経済活動と文化活動を両立していこうという流れがある中で、インバウンドの増加や、夏休みになり旅行需要も増えています。京都で開催されている祇園祭についても大変な人出で盛況であったと報道されていましたし、同じ夏のお祭りである阿波おどりも多くの方々から期待されています。今回、新型コロナが5類に移行し、踊りにいきたいというお声も多くいただいています。
実際コロナの感染者が増加する中、行動制限はないということになってはいますが、徳島県の警戒基準も参考にしながら、踊り子さんや観光客の皆様、参加される皆様、全員が体調管理にご留意していただき、その中で本番を迎えてほしいと思っています。そういった部分は実行委員会とも共有していきたいと考えています。
(徳島新聞社)
現在、実行委員会で実行委員長が不在の状況ですが、そのままの状況で開幕することが望ましいかどうか、市長としてどうお考えでしょうか。
(市長)
それは実行委員会が決められることだと思いますので、実行委員長をどうするのか、このまま進めるのかということについては、実行委員会の方で考えられるのではないかと思います。
(徳島新聞社)
開幕までに決まっていたほうが望ましいでしょうか。そのあたりについてはどうでしょう。
(市長)
今の体制で実行委員会がまわっているということであれば、そのままでもいいと実行委員会が考えているのかもしれませんし、私は実行委員会に参加して協議しているわけではないので、私からはコメントできない部分ではあります。
(徳島新聞社)
実行委員会のかもいの話ですが、有料演舞場と両国本町演舞場で、一般連は抽選が行われる予定でしたが、優先連などの希望が多く、抽選が行われなくなった状態です。一方、インフルエンサーの方々が踊る連が演舞場に入るという状態になっていて、市民のための阿波おどりとおっしゃっている市長として、そういった実行委員会の判断は適切だったとお考えでしょうか。
(市長)
二つの有料演舞場と無料の演舞場の申し込みが多いので、両国橋南おどりロードを追加したと聞いています。そういった中で、踊れる連、踊れない連が出てきているという話も聞いていますが、無料の演舞場やいろいろなところで踊れる可能性がまだあるということと、インフルエンサーの連に関しては、阿波おどりの情報発信という意味で、私は必要であると思います。
今まで、若い世代、特に徳島以外の若い方に、阿波おどりがどういうものなのかを発信できていたのかと問われると、私は疑問を持っています。阿波おどりの桟敷の踊り込みは全国にニュースで流れていますが、街がどうなっているのか、どんな人たちが、どういうふうに踊っているのか、そういったことが若い人たちに浸透していないのではないかと思っています。
今年、阿波おどりに行きたい、来年は阿波おどりに行ってみたいなと感じてもらえるよう、ホールでの阿波おどりや、有料演舞場、無料演舞場、街中での阿波おどりなど、阿波おどり一色になっている街を、インフルエンサーに発信していただければと思っています。
ただ当然、踊りたい連の皆様にも十分に踊ってほしいと思っています。今、コロナ以前の演舞場の状況にまで戻っていない中で、たくさんの踊り連の皆様方から申し込みをくださり、阿波おどりへの熱い思いを感じていますので、できるだけ踊れるように、実行委員会にもお願いしたいと思います。
(四国放送)
中学校の学校給食のカロリーが国の基準を下回っていることについて、市長の見解をお願いします。
(市長)
学校給食は教育委員会の管轄ですので、私が決められないということもあり、設置者としてという話になります。
カロリーの問題もありますが、栄養素が下回っていることは、少し考えなければいけないと思います。栄養バランスのとれた給食の提供が重要であると考えていますので、今後どういう給食がいいのか、見栄えも含めて、栄養バランスがとれた給食にするために、設置者として、予算をつける立場として、やれることを早急に考えていきたいと思っています。
(徳島新聞社)
栄養素が下回ってることに関して、できることを早急に考えたいとのことですが、具体的には例えば、チーズを1個つけたり、補食を増やしたり、といったことですか。予算的に措置をして、そういうことができるようにというお考えでしょうか。
(市長)
できればいいなと思っていますが、もちろん教育委員会や関係各所とも協議をしなければいけないし、予算をつけるのであれば議会も通さなくてはいけませんが、私はそう考えています。
(徳島新聞社)
今は夏休み中で、夏休みが明けてから給食が始まるというタイミングだと、9月議会がまだ終わっていない段階になります。2学期は現状のままでいくということでしょうか。
(教育長)
素案・原案を元に献立作成委員会が四つの会議を開き、献立を決めています。この献立作成委員会において、新しい献立を考え、(献立が決まるまでに)約1カ月半かかりますので、それは、国の基準に近づけられるように、努めていかなければならないと考えています。
(徳島新聞社)
(献立が決まるまでに)約1カ月半かかるということは、9月の献立は既に作成が終わっているということですか。
(教育長)
まだ1カ月ありますので、これからの献立作成委員会の中で進めていくという段階だと思います。
(徳島新聞社)
素案・原案の段階で修正をかけて調節していくということですか。
(教育長)
今のところ、そこまでは考えていませんが、今後、献立作成委員会と話を進めていきたいと考えています。
(徳島新聞社)
教育長としても、現時点で何らかの栄養素の補充が必要だとお考えということですか。
(教育長)
国の基準に近づけられるように努めていきたいと考えています。
(毎日新聞社)
前回の定例記者会見で、リコール署名に関して、「同一筆跡ではないかと思われるものが6千~7千ぐらい、確かに手元にメモがある」と発言されましたが、その認識は今も間違いないでしょうか。
(市長)
はい。このことに関してはリコールの会に回答させていただきたいと思っていますが、リコールの会からも同じような趣旨の申し入れがありましたし、この申し入れは記者会見での発言をきっかけになされたものですので、この場において回答の内容を発表させていただいてもよろしいでしょうか。
7月18日付のリコールの会からの申し入れ書に対する回答の概要について。
まずは記者会見における「疑わしい署名のメモについて、いろいろなところで保管している」という旨の発言は、署名簿を縦覧する会場内において、私の代理人がそれぞれの簿冊を確認し、所定の用紙にメモをしたものを、それぞれの代理人のもとで保管している、ということです。
メモについては、当然のことながら、徳島市の選挙管理委員会の運用上では縦覧する会場でしか許されておらず、それ以外のメモが存在するはずもないということはいうまでもないところです。このことについては、前回の7月11日の記者会見の席で、徳島新聞社の質問の中で、「メモは異議申し出の必要がある場合に、『この署名をメモします』と明示しなければならないのでは」という質問をいただいて、私も「はい」と答えています。
選挙管理委員会の2,289との乖離については、11日の記者会見後に改めてそれぞれの代理人に確認をしました。限られた時間の中で、簿冊単位で同一筆跡と思われる署名等を確認した場合には、退席後に、メモに個人情報を含まない、例えば「105件とか200件の」とか、「15件の」とか、そういった同一筆跡らしきものもありと書き留めたものもあるということで、それらを含めた合計が6千~7千程度となっているというところです。
いずれにしても、私からはこれまで同一筆跡であると断定したこともないですし、疑わしい署名を確認した、としか発言をしていないことについて、何度質問状をいただいたとしても、既に1年以上前にリコールの会の皆様から署名簿の提出の取り下げが行われていますし、さらに言うと、署名簿の原本そのものは、現在も県警の方で押収されている状況下において、これ以上、前向きなお話には繋がらないものと考えています。
ここで、リコールの会にもご提案をさせていただきたいのですが、同一筆跡か否か、ということについては筆跡鑑定により判定することが可能だと思いますので、この際、私とリコールの会との連名で、警察に対し、筆跡鑑定をお願いしてはどうかと考えています。
そうすれば、実際にどれぐらいのものが同一筆跡なのかということが明らかになると思いますので、私にとっても、リコールの会の皆様方にとっても納得のいくような答えを導き出すことができるのではないかと思っています。リコールの会の皆様にも前向きに検討いただけるようにお願いをしたいと思います。
以上が回答内容の概要です。
(毎日新聞社)
そうすると6千~7千というのは、代理人の方が会場で確認し、そして退席後に個人情報を含まない形で「何人、何人」と、カウンターか何かで数えていたのを縦覧の会場から出た後にメモしたということでしょうか。
(市長)
個人情報を含まない、書ききれなかった数についてだけということです。
(毎日新聞社)
個人情報というのは要するに氏名などですか。
(市長)
氏名とか簿冊であったりとか、そういった書ききれなかった分がいくらと。
(毎日新聞社)
それは徳島市選管が会場から出るときに複写されるのではないですか。
(市長)
個人情報が含まれている「何冊目、何番、名前」などは複写されていますが、時間がすごく限られていて、全部を書ききれていないという中で、ということです。
(毎日新聞社)
それは例えば氏名は入っていないけど、簿冊の何冊目のどの辺に何件ぐらいの疑わしい署名があるという、数字のメモということなのでしょうか。
(市長)
「何人分」という、書ききれなかった分がいくらということです。
(毎日新聞社)
それは何に書いてあるのですか。手に書いてあるのですか。それとも(縦覧会場に)手ぶらで入って、徳島市選管が準備したシートに書くと思うのですが、個人情報を含まない形で書いたから、出るときに徳島市選管は複写を取っていないということですか。
(市長)
覚えていたり、書いてある部分もあると思いますが、数だけなので。(複写を取るのは)異議申し立てをするための個人情報が含まれたメモですし、それに関しては徳島市選管に確認しても、数だけであれば、それは関係ないと聞いています。
(毎日新聞社)
それは徳島市選管が準備したシートに数だけ書いて、部屋から出たということでしょうか。持ち帰られたということでしょうか。
(市長)
個人によって違うと思いますし、そこまでは確認をしていないので分かりません。
(徳島新聞社)
改めての確認ですが6千~7千程度、疑わしいというお話でした。それは同一筆跡だけではなくて、前の住所が書かれてるものも含め、有効かどうかが疑わしいというお話だったのでしょうか。
(市長)
そうです。
(徳島新聞社)
代理人の方はそれぞれ、縦覧をして異議申し出のための複写、メモをすると。そういう中で書ききれなかった部分に関して、会場を出た後、ご自身の記憶を頼りに新たにメモを作成したということですか。
(市長)
数だけですので、その場で数を書いている人もいるでしょうし、覚えている人もいると思いますが、それに関しては確認できていないのでわかりません。
(徳島新聞社)
そのメモ自体、市長は確認されていないということですか。
(市長)
その数に関しては全部聞いていますが、全部私が持ってるということではないです。
(徳島新聞社)
署名簿の簿冊のナンバーが振っていて、何番目から何番目、ということを先ほど説明いただきましたが、前住所があったものも同一筆跡だろうと思われるものも全部含めてということですか。
(市長)
はい。
(毎日新聞社)
6千~7千のうち2,100だったか2,200は個人情報もあって、徳島市選管が全部複写されて控えを持っていると思いますが、残りの4千ないし5千ぐらいというのは、何冊目の簿冊の何番目に、何人、何件ぐらいという数字を積み上げたものという理解でよろしいでしょうか。
(市長)
そうですね。ただ、その「何冊目に」というのが書いてあるかどうかは私の方で確認していないのでわかりません。
(徳島新聞社)
議会の場での6千~7千という発言は、市長の代理人の方々の個々の記憶に依拠した発言だと感じます。その点について、議会で発言する根拠として適切だったのかどうか、お考えをお聞かせください。
(市長)
そのメモに数も含めて書いてあるという部分もありますので、疑わしい署名を確認したという意味では、私は今でも適切だったと考えています。
ただ一方で、きちんとした本当に同一筆跡がどうかというのは、誰にも判断できない状況だと思います。
選挙管理委員会も、プロではないので判断ができない部分があるとおっしゃっていますし、例えば1冊目と200冊目に同一筆跡があったとしたら、それは誰にも人間の目では判断できないわけで、今の制度上、今のルール上でいくと同一筆跡かどうかを判断することは難しいのではと思っています。
それを担保するのが今まではハンコだったと思いますが、ハンコレスになって押さなくてもよくなったことによって、同一筆跡を何で担保するのか、どういうふうに判断するのかというところが、現時点では制度上、難しい部分になっていると思います。
そういった意味では、AIの筆跡鑑定などで全部の署名を確認していただくのが一番公平で公正な方法なのではないかと、お互いにとっても思います。
(徳島新聞社)
正確性、確実性はさておき、筆跡鑑定のプロでなくても、同一筆跡のような、ある程度文字が似ていると思うというのは理解できますが、前の住所が記載されているというのは、どのような方法でわかるのでしょうか。
(市長)
徳島市選管により署名簿の住所が修正されているからです。
(徳島新聞社)
それは無効の票の中に入っていますよね。
(市長)
いや、前の住所は有効です。
(毎日新聞社)
双方どちらも同一筆跡か判断できないので、AIの筆跡鑑定などで鑑定してもらう方がいいのでは、ということはわかります。
では、縦覧した市長と市長の代理人の方たちは筆跡鑑定のトレーニングなどを受けていらっしゃるのでしょうか。受けていないのであれば、そのような方がカウントしたものを事実であるかのように、議会で6千~7千あると発言するのは不適切ではないのですか。
(市長)
疑わしいとしか私も言っていないので、同一筆跡かどうかはきちんとした筆跡鑑定のプロでないと私も判断できないと思っています。
ただ、リコールの会も、徳島市選管が有効と認めたものは有効であるという主張をされているなかで、私達も疑わしい署名があったと考えているという主張はしておかないといけないと思っています。双方の主張というのは私は必要だと思いますし、そのために縦覧というものがあると思います。
もちろん私達もプロではないので、あくまでも疑わしいという言葉に留めていますし、同一筆跡という断定もしていないですし、最後の申し入れ書の回答の中でも書きますが、やはりAIの筆跡鑑定なりで筆跡鑑定のプロやAIなどを使って確認するのが一番いいのではと思います。
今後のリコール制度のあり方としても、そういうことを考えていかなければいけないのではと思います。
(毎日新聞社)
リコールの会と連名で警察に筆跡鑑定を求めるという内容の回答は今日されるということでしょうか。
(市長)
はい。
(毎日新聞社)
今日、回答した上で、リコールの会と警察に要請するかどうかを話し合われるという理解でいいのでしょうか。
(市長)
はい。警察への要請のたたき台を作っていますので、それも含めてお示ししたいと思っています。会見の後でお配りします。
(NHK)
署名簿のメモですが、市長自身も実際に見て、メモをしたということですか。
(市長)
私がメモしたものもあります。
(NHK)
「ご自身で」ということでしょうか。その他、代理人の方で、市の職員の方であったり…。
(市長)
市の職員はしていません。
(徳島新聞社)
市長自身がメモされたのは、所定の用紙にでしょうか。
(市長)
所定の用紙です。
(徳島新聞社))
どれぐらいの数ですか。
(市長)
記憶にないのでわかりません。
(毎日新聞社)
市長がメモされたのはカウントした数字ではなくて、個人情報を含む情報を徳島市選管が準備したシートに記入し、複写を取って持ち帰られたということですか。
(市長)
はい。私は時間がなかったので、そこまでいけていないというところもあるのですが。
(毎日新聞社)
縦覧で数字だけカウントした人に聞かないと駄目なのかもしれませんが、個人情報まで書き写さないと異議申し出の要件を満たさず、(その数字が)何のためにあるのかがわかりません。
(市長)
縦覧期間は非常に限られていますので、どのくらい(疑わしい署名が)あったか確認することも、ある程度は必要だったと考えています。
全部確認したいと思ったときに、全部確認できるほどの時間があるのか、代理人が何人行けば全部確認できるのかわかりませんでしたし、100人も200人も1,000人も動員して、全部の名簿を見ることはできませんでしたので、今確認できる部分に関しては、書いておいた方がいいということだと思います。
注記:質疑応答は内容を要約しております。
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