令和5年度イベント報告（35）「メンズ絵本読み聞かせ入門講座」

　令和5年9月9日（土曜）、はこらいふ図書館5階おはなしのへやにて「メンズ絵本読み聞かせ入門講座」を開催しました。
　講師に四国大学の准教授であり絵本専門士でもある湯地 由美先生をお招きし、男性が行う読み聞かせの効果、読み聞かせにふさわしい絵本の選び方など、興味深いお話をたくさん披露していただきました。
　今回参加してくださったのは20代から30代の男性。プライベートやお仕事でお子さんに絵本を読むこともあれば、学校で行われる読み聞かせに読み手として参加している方（かた）もいらっしゃいました。
　同じタイトルでも、絵柄が全く違う絵本が世の中には溢れています。子どもが自分からは手に取らないであろう絵柄の絵本を、あえて大人が選んであげることの必要性。また、単純な色合いではなく複雑な色が混じった絵に触れることで、子どもの色彩感覚を育てることができるなど、参加したスタッフも聞き入ってしまうお話が盛りだくさんでした。
　そして、男性の声で読まれると迫力が増す絵本、男性の読み聞かせのメリットが実は女性より大きいということなど、男性の声が持つ力にも触れていました。男性特有の低い声は集中力を高めること、また男性は実際の経験や出来事を例にして子どもに問いかけることが多いため、子どもの理解力がより高まりやすいそうです。
　90分のイベントでしたが、とても和気あいあいとした時間となりました。湯地先生、ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。

　また、このイベント報告を見ている男性の方（かた）、ぜひ身近なお子さんに絵本を読んであげてみてくださいね。ご自身の声が持っている力に気づくかも。