令和5年度イベント報告(73)「子どもの心に本をとどけるーことばと遊ぶ。物語を探偵する。」

更新日:2024年1月29日

イベント内容

 令和5年11月5日(日曜)、はこらいふ図書館5階おはなしのへやにて「子どもの心に本をとどけるーことばと遊ぶ。物語を探偵する。」を開催しました。講師は、読書のアニマシオン研究会創立者、元明治学院大学教授 岩辺 泰吏先生です。
 最初に、読書のアニマシオンについて詳しく解説をしていただきました。そのお話の中で、どのようにしてアニマシオンを広げる活動をしてきたのかお話してくださいました。
 次に、岩辺先生が手作りをした「わたしのなまえはいわなべ たいじです。」と書かれたペタクタ(パタパタ)が登場、会場が一気に楽しい雰囲気に包まれました。
 自己紹介が終わった後は、岸田 今日子さんの絵本「ちょっと まって」を読み聞かせ。岩辺先生の優しい語りと、エプロンの中からカラフルなリボンが出てくる仕掛けに皆さん癒されていました。
 関根 榮一さんの詩「むしば」を読むだけでなく、「は」や「し」を読まずに岩辺先生の手拍子に合わせて読んでいる姿は、子どもに戻ったかのようでした。
 他にも2人1組になり、こやま 峰子さんの詩集「かぜのアパート」に書かれた絵を見て、その絵が何を物語っているのか想像し、タイトルを考えるアニマシオンも行いました。
 最後に「ひとりひとりすっくと立って」を使ってアニマシオンを行いました。画用紙に書かれたバラバラの言葉を、相談しながら組み合わせて一つの校歌を作りました。
 アニマシオンを通して年齢問わず皆さんが一つになり、絵本の世界を心から楽しんでいました。
 岩辺先生、アニマシオンの素晴らしさを伝えていただき、本当にありがとうございました。

イベントの様子


岩辺先生手作りのペタクタはまるで手品のような不思議な玩具。皆さん大興奮!


「ちょっと まって」ではお話を読んだ後、エプロンの中からリボンが登場。


「むしば」では「は」と「し」を抜いて読むことに少し苦戦しながらも、皆さんとても楽しんでいました。


岩辺先生のアドバイスを聞きながら、皆さんで話し合いをして一つの校歌を作り上げていました。

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