鳴門真景図(なると しんけいず)
最終更新日:2019年5月29日
一幅 守住貫魚筆
絹本著彩 縦40.1×横82.4cm
幕末 谷内清高氏寄贈
阿波の名勝鳴門の渦潮を描く。徳島側から淡路方向を見る。描き方に固さがみられるものの、生真面目に丹念に描いた作品。
落款は「清原定輝□□(白文主瓢印「回春斎」)(白文朱方印「定輝」)とある。貫魚が清原定輝を名乗るのは、天保6年(1835)から安政元年(1854)であり、その間に描いた作品と思われる。署名も小さく控えめで若さがみられる。しかし若いころの代表的作品に位置づけることができる。
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