年齢別の食事ポイント
最終更新日:2024年7月18日
おっぱい期
◎授乳について
赤ちゃんの栄養は母乳が基本です。特に初乳は、赤ちゃんを病気から守ってくれる成分が多く含まれています。お母さん自身の病気などの影響で母乳を与えられないとき、また、お母さんの仕事の都合によっては、人工乳(粉ミルク)を活用します。
飲む量は赤ちゃんによって個人差があるので、むりに飲ませることはしないでください。よろこんで飲み、体重が順調に増えているのなら心配ありません。授乳に関することなどで心配なことがあるときは、出産した医療機関の助産師などに相談しましょう。
◎人工乳(粉ミルク)のつくり方
粉ミルクのつくり方は、製品によってきめられたとおりの濃さに溶かすことが大切です。井戸水やわき水は、雑菌によって赤ちゃんが体調をくずすことがあります。赤ちゃんの粉ミルクや水分補給には、水道水、水質基準の検査に合格した井戸水や、ミルク調製用の密封容器に入った水などを使いましょう。
粉ミルクの調乳の前には必ず手を洗い、一度沸騰させた70度以上のお湯でミルクを溶かし、充分に冷まして体温ぐらいになっていることを確認してから飲ませるようにしましょう。飲み残しや調乳後2時間以上たったミルクは必ず捨てましょう。
離乳期
◎離乳について
母乳や人工乳だけをとっていた赤ちゃんに、なめらかにすりつぶした状態の食物を与えはじめ、次第に食物の固さと量、種類をふやしていくことを“離乳”といいます。なめらかにすりつぶした食物を与えはじめるのは、5から6か月頃が適当です。
なお、離乳開始前の乳児に果汁を与えることについて栄養学的な意義は認められていません。また、スプーンなどの使用は、通常生後5~7か月頃にかけて哺乳反射が減弱、消失していく過程でスプーンが口に入ることも受け入れられていくので、離乳の開始以降でよいです。離乳を段階的にすすめることで、しっかりかむ力や飲み込む力が発達します。
◎離乳の進め方の目安
子どもの発育、発達の状況にあわせて離乳をすすめましょう。また、生活リズムを身につけ、食べる楽しさを体験していくことができるように工夫しましょう。
右図 拡大はこちら
(子ども家庭庁 授乳・離乳の支援ガイドより抜粋)
<離乳食の進め方の目安(PDF形式:1,637KB)>
◎食品の種類と組合せ
離乳の進行に応じて、与える食品の種類を増やしていく。
(1) 離乳の開始では、最初はつぶしがゆ(米)を離乳食用のスプーン1さじから始め、子どもが慣れてきたら量を増やすようにする。つぶしがゆに慣れたら、じゃがいもやにんじんなどのすりつぶした野菜、果物、さらに慣れてきたら、つぶした豆腐や白身魚、固ゆでした卵黄など、たんぱく質を多く含む食品を試していく。その際も最初は離乳食用スプーン1さじから試す。
(2) 離乳が進むにつれ、魚は白身魚から赤身魚、青皮魚へ、卵は卵黄から全卵へと進めていく。食べやすく調理した脂肪の少ない肉類、豆類、各種野菜類、海藻類と種類を増やしていく。脂肪の多い肉類は少し遅らせる。野菜類には緑黄色野菜も用いる。ヨーグルト、塩分や脂肪の少ないチーズも用いてよい。牛乳を飲用として与えることは、乳幼児の鉄欠乏性貧血(牛乳貧血)予防の観点から、1歳を過ぎてからが望ましいが、1歳前でも離乳食の食材としては使える。
(3) 離乳食に慣れ1日2回食に進むころには、穀類(主食)、野菜(副菜)・果物、たんぱく質性食品(主菜)を組み合わせた食事にする。また、家族の食事から調味する前のものを取り分けたり、うす味のものを適宜取り入れたりして、離乳食の食品の種類や調理方法を増やす工夫をする。
(4) 母乳だけで育った乳児の場合、生後6か月の時点で、ヘモグロビン濃度が低く、鉄欠乏を生じやすいとの報告がある。また、ビタミンD欠乏の指摘もあることから、母乳育児を行っている場合は、適切な時期に離乳を開始し、鉄やビタミンDの供給源となる食品を積極的に摂取することが重要である。離乳が順調に進まず鉄欠乏のリスクが高い場合や、適当な体重増加が見られない場合は、医師に相談する。必要に応じて育児用ミルクおよびフォローアップミルクなどの活用も検討する。
(注)
離乳の進行に応じて、食べやすく調理したものを与える。乳幼児は細菌への抵抗力が弱いので、調理を行う際には衛生面に十分に配慮する。
また、ベビーフードも利用できる。ベビーフードは簡単であり、調理形態の参考にもなる。
◎離乳の完了
生後12~18か月ごろ、離乳が順調に進んでいれば、形のある食物を噛みつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分を母乳または育児用ミルク以外の食物から摂取できるようになる。
離乳の完了のころは、食事は1日3回となり、そのほかに、1日1~2回、食事の補い(補食)として間食(おやつ)を必要に応じて与える。
離乳の完了は、母乳または育児用ミルクを飲んでいない状態を意味するものではありません。
◎離乳食講習会
徳島市では、管理栄養士が離乳食のすすめ方についてお話をしています。
離乳食の目安量や形状も見ることができます。
徳島市公式ホームページ「離乳食・歯みがき教室」
幼児期
◎幼児期の食生活
幼児期は、食生活の基礎ができる時期です。規則正しく食事をする習慣をつけること、子どもにとっては食事の一部である間食についても量や栄養のバランスに気を配ること、食べ物の好き嫌いを少なくすることが大切です。
家族そろって楽しい食事の雰囲気をつくることが大切です。この時期には食べ方のむらがあります。機嫌がよく、日常生活が普段と変わらないようであれば、食事を無理強いすることやだらだら食べさせることはやめましょう。
赤ちゃん・子ども栄養相談
子ども健康課では、離乳食・偏食・少食・肥満など、お子さんの食事や栄養について悩みのある方に管理栄養士が個別で相談に応じています。お気軽にご相談ください。 | |
---|---|
日程 | 第1金曜日(祝祭日は振り替え開催) |
時間 | 1人60分程度(1日4名まで 要予約) (1)9:15~10:15 (2)10:30~11:30 (3)13:00~14:00 (4)14:00~15:00 |
場所 | 徳島市ふれあい健康館(徳島市沖浜2丁目16) 2階 母子保健ルーム GoogleMapへ(外部サイト) |
対象者 | 0歳児~就学前の乳幼児と保護者 |
参加費 | 無料 |
準備物 | 母子健康手帳(必要に応じて離乳食を持参) |
公式サイト | 徳島市公式ホームページ「赤ちゃん・子ども栄養相談」 |
お問い合わせ先 | 088-656-0532 (徳島市子ども健康課) |
お問い合わせ
子ども健康課 088-656-0532 FAX 088-656-0514
ホームページの編集についてのお問い合わせは
子ども政策課
〒770-8053 徳島県徳島市沖浜東2丁目16番地(ふれあい健康館3階)
電話番号:088-621-5240・5244
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ
この情報はお役に立ちましたか?
お寄せいただいた評価はサイト運営の参考といたします。