大気汚染物質の状況
最終更新日:2025年1月28日
(1) 環境基準の達成状況(令和5年度)
物質名 | 基準値 | 一般環境測定局 | 自排徳島(新蔵) | |||
---|---|---|---|---|---|---|
川内 | 応神 | 徳島 | 多家良 | |||
二酸化硫黄 | 0.04ppm(1日平均値)かつ0.1ppm(1時間値)以下 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
二酸化窒素 | 0.06ppm(1日平均値)以下 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
浮遊粒子状物質 | 0.10mg/m3(1日平均値)かつ0.20 mg/m3(1時間値)以下 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
微小粒子状物質 | 15μg/m3(年平均値)かつ | - | - | ○ | - | - |
35μg/m3(1日平均値)以下 | ||||||
光化学オキシダント | 0.06ppm(1時間値)以下 | × | - | × | - | - |
一酸化炭素 | 10ppm(1日平均値)かつ | - | - | - | - | ○ |
20ppm(8時間平均値)以下 | ||||||
トリクロロエチレン | 130μg/m3(年平均値)以下 | - | - | - | - | ○ |
テトラクロロエチレン | 200μg/m3(年平均値)以下 | - | - | - | - | ○ |
ベンゼン | 3μg/m3(年平均値)以下 | - | - | - | - | ○ |
ジクロロメタン | 150μg/m3(年平均値)以下 | - | - | - | - | ○ |
(○:達成 ×:未達成 -:未測定)
(2) 各大気汚染物質の推移
1) 二酸化硫黄
工場・事業場で使用する重油等の硫黄分を含む物質の燃焼に伴い発生します。酸性雨の原因になるほか、人の健康についても、呼吸器系に影響があるとされています。
測定した5局とも環境基準値を大きく下回っています。
2) 二酸化窒素
燃焼に伴い発生する物質で、自動車排ガスや工場、廃棄物焼却炉等が主な発生源となっています。二酸化窒素は、有害な
測定した5局とも環境基準を達成していますが、国道11号線の沿道にある自動車排出ガス測定徳島局は、自動車排出ガスの影響により、一般局より高い傾向にあります。
3) 浮遊粒子状物質
大気中に浮遊している粒径が10マイクロメートル以下の粒子状の物質をいいます。微小であるため、大気中に長時間滞留し、気道または肺胞に吸着しやすく、人の呼吸器に悪影響を与えます。近年、大都市ではディーゼル車の排ガスによる汚染が問題となっていますが、測定した5局とも環境基準を達成しています。
4)微小粒子状物質(PM2.5)
浮遊粒子状物質のうち、粒径が2.5マイクロメートル以下のものを微小粒子状物質といいます。近年、大陸からの越境汚染問題が注目されており、極めて微小であるため肺の奥まで入りやすく、肺がん,呼吸器系,循環器系への影響が懸念されています。
環境基準の短期基準(1日平均値35マイクログラム毎立方メートル以下)及び長期基準(1年平均値15マイクログラム毎立方メートル以下)ともに達成しています。
5)光化学 オキシダント
自動車排ガスや工場のばい煙等に含まれる窒素酸化物や炭化水素等が、強い太陽光線を受けて
全国的に環境基準の達成率が低く、徳島市内でも環境基準を達成していません。
光化学 オキシダントについて
大気中の窒素酸化物や炭化水素等が太陽光線により
太陽光線の強い初夏から初秋に高濃度になる傾向があり、大気中の濃度が0.12ppm以上になると、注意報が発令されます。
徳島市内では、令和元年5月24日、11年ぶりに注意報が発令されました。
注意報の発令中は……
- 出来るだけ屋外に出ないようにしましょう。
- 目やのどに刺激を感じた場合は、水道水等で洗眼・うがいをして、環境保全課(電話:088-621-5213)へ連絡してください。
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