とくしまダイバーシティカフェ~ホンネでトーク!自分らしい生き方をみつけよう~を開催しました
最終更新日:2024年3月9日
ワークショップ概要
性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)をテーマに、自分らしい生き方を見つけるためのワークショップを開催しました。
開催日時:令和6年2月15日(木曜日) 13:30~15:30
開催場所:ホテル千秋閣 鳳の間
対 象:徳島市内在住・在勤・在学の方
講師・コーディネーター:
加渡 いづみ さん
徳島市男女共同参画推進ネットワーク会議 座長
四国大学短期大学部 教授
13:30 | 開 会 |
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13:35 | 男女共同参画に関するミニ講演会 |
13:50~ | ワールドカフェ形式ワークショップ |
15:25 15:30 | アンケート |
とくしまダイバーシティカフェ チラシ(PDF形式:1,189KB)
ワールドカフェによる参加者の主な意見
Aグループ
○年齢、性別、そして国籍の違う方々で、いろんな情報交換を行ったことにより、日本人は男女の区別が本当に大きいということを実感することができた。
○ドイツの方、中国の方のお話では、「(それぞれの国では)男性が家事をする」ということで、「家事をするのは女性」、「仕事は男性」など、そのような区別が全くない。みんなが他国の状況を知る機会があれば、ちょっとずつ意識が変わっていくのではないかと思った。
○日本人にとっての当たり前が、当たり前ではないということがわかった。
○若い方は、男女の区別のない教育を受ける機会があるので意識も変わると思うが、年配の方は、なかなかすぐに意識を変えることはできないかもしれない。年配の方も学ぶ機会をつくり、意識を変えていくことができたらよいと思った。
○女性もこれからはどんどん意見を発信していくことが大切であるということを話し合った。
Bグループ
○出産は女性だけのものではない。女性だけではなく、男性と女性、二人で産んでいるんだという意識をまずは持つことが大切で、意識改革が必要だ。
○最近は、育児休業をとる男性も増えてきたが、出産後、男性だけが仕事に戻れる状況であったり、まだまだ女性が育児休業を取り、なかなか仕事に戻れないこともある。女性が仕事に復帰しても、早く帰らなければならず、なかなかフルタイムで働くことが難しいというのが今の状況だと思う。こうした結果が、労働の格差、職種の格差であり、労働力不足にもつながってしまっていると思う。
○10代・20代の方は、教育で家庭科を中心に男性も女性も関係なく、家事も分担してみんなで、お互い様で支え合うという教育を受けているので、今の若い夫婦、もちろん差はあるが、ルールを決めて家事を分担している家庭もある。やはり、世代間でも違うなと感じた。
○解決策としては、そういった教育を受けていない大人の意識の改革である。本日のようなイベントの開催や、自己啓発、職場での研修が必要である。家庭では「男の子だから」「女の子だから」に関係なく、料理や家事を一緒にするなど、親の意識を変えていかなければいけない。
○最後に、忘れてはならないのは感謝の気持ちである。「僕ばっかり働いている」「私ばっかり食事を作らなければいけない」などではなく、「ありがとう」と一言があれば、気持ちが落ちついたり、軽くなることがあるので、家庭、職場、地域でも感謝の気持ちは一番忘れてはいけない。
Cグループ
○徳島市は阿波女が働き者で、女性活躍が進んでいると言われがちであるが、実際は、PTAでは現場で子どもたちの世話をしているのは女性が多いのに、PTA会長は男性ばかりであったり、学校の先生は女性の方が多いのに校長先生になったら男性の方が多い。また、女性社員が多い会社であったとしても上層部は男性が多かったり、政治家も女性が少ないなど、リーダー的な立場には、やはりまだまだ男性の方が多いという意見が出た。
○ドイツの方が「女性ももっと自分の権利などを主張しないといけない。あまり日本の女性は主張をしない」と話された。それを聞いて、確かにそうだ。女性自身もしっかりと発言していくことが大切だと思った。
Dグループ
○「育休を取る」と言われると配慮してしまうことがあるが、それが排除につながることもあるかもしれない。その人は働きたいと思っているかも知れないので、本人がどのように働いていきたいかなどを確認する必要があったと反省している。
○育休を取るかどうかは、個人の意思に基づくべきである。働きたければ働ける環境、休みたければ休める環境を整える必要がある。企業は個人の意見をきちんと聴く環境が必要で、個人が自由に意思を言えるような関係性を日頃から築いていないといけないと思った。
○アメリカの方から、「アメリカはダイバーシティだと思うが、日本はダイバーシティぽい」との意見があった。「ぽい」と言われて納得した。
○「ダイバーシティは大切だ」と言ったとき、大抵の人が賛成するが、「ダイバーシティのために、具体に行動ができますか」と言われたときは「難しいな」と思う人が多いのではないかと思う。
Eグループ
○紅白歌合戦で、男女を分けて合戦するっていうのはナンセンスじゃないかという意見があった。
○日本は、男女の区別が大きいという意見があった。
○子どもの頃から、学校でも家庭でも「男の子だから」「女の子だから」ではなく、「あなたのしたいことをやりなさい」という教育環境を創っていくことが大事である。
○女性管理職を3割以上に増す取組に対して、「なぜ女性ばかり」という意見がでたりするが、ダイバーシティ、個人個人の生き方、個人それぞれの特質・本質を生かして誰もが進んでいけるような環境をどんどん創っていくことが重要である。
Fグループ
○セクシャルハラスメントの問題で、女性専用車両は、随分、社会に馴染んできたけれども、それによって痴漢がなくなったかというとそうではない。場所を分けただけで解決したわけではない。しかし、解決したかのようにされていることが問題の一つとしてあげられた。
○セクハラは重大な社会問題にもかかわらず、男性の中にはそれを理解していない人がいることが問題である。「これってセクハラなのかな」ということを、考え、疑いつづけることが必要ではないかと思う。
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