令和5年度 伝統文化の和-女流義太夫 人間国宝竹本駒之助公演会
最終更新日:2023年4月14日
伝統文化の和―女流義太夫 人間国宝竹本駒之助公演会
開催日時
令和5年4月23日(日曜) 午後1時30分から午後3時(午後1時開場)
会場
徳島城博物館和室
内容
女流義太夫の第一人者で人間国宝の竹本駒之助師をお招きして、語りと三味線が織りなす義太夫節の真髄を鑑賞していただきます。
プログラム
「花競四季寿」萬歳
「卅三間堂棟由来」
曲目解説
「花競四季寿」は、文化6(1809)年、大坂御霊神社の芝居にて初演。春夏秋冬の構成となっている春の段。年が明け新しい年がますます栄えることを祝います。町々には大漁の貝や魚を売る店、豪華な呉服などを取りそろえた店などが立並び、売り買いする人が賑わっている様子から平和で安らかに御代を寿ぎます。(花競四季寿 萬歳)
宝暦10(1760)年「祇園女御九重錦」の外題で大坂豊竹座初演。若竹笛躬、中邑阿契の合作。卅三間堂の由来や横曽根平太郎の話、祇園女御の話に大宰師季仲・源義親の反逆を配した五段構成の時代物でしたが、文政8(1825)年、命の恩人平太郎と夫婦になった柳の精お柳の子別れを描く三段目を中心に改訂し「卅三間堂棟由来」として上演、以後はほとんどこの形で上演されています。(卅三間堂棟由来)
紀州熊野の山中、太宰師季中らが鷹狩りの最中、鷹の足の紐が柳の木に絡まり身動きができなくなってしまいました。柳の木を伐り鷹を解き放とうとするとこへ横曽根平太郎が通りかかり、矢を射て紐を切り柳の木を救います。木のそばにある茶屋にはお柳という娘がいて、やがて平太郎と夫婦になり緑丸という子ももうけましたが、実はお柳は人間に姿を変えた柳の精なのでした。
一方、白河法皇は頭痛に苦しんでおり、柳の木の梢にある前世の髑髏が原因だとされ、その柳を棟木として卅三間堂を建立することになります。柳の木を切る音が聞こえてくるとお柳は苦しみに耐えつつ平太郎に身の上を明かし、法皇の前世の髑髏を渡すと、これを手柄として出世するように言い残し消えてしまいます。
切り倒された柳の木を運ぼうとしたところ、誰が曳いても動きません。皆が難渋するところへ、緑丸を連れた平太郎が現れ、緑丸に網を曳かせて欲しいと頼みます。平太郎の木遣音頭で緑丸が網を引くと柳は易々と動くのでした。(平太郎の段)
出演
浄瑠璃=竹本駒之助
浄瑠璃=竹本友代
三味線=鶴澤津賀花
三味線=鶴澤友輔
定員
50人(抽選)
申し込み方法
往復はがきに「竹本駒之助公演会参加希望」と明記し、住所、名前、電話番号、返信宛名を記入のうえ徳島城博物館へお送りください。
締め切り
募集は終了しました。
参加料
無料(ただし、入館料が必要です。)
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